ゲームの小箱

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主人公が男性で恋愛要素有りゲーム

こちらでは主人公が男性であるものの、女性も楽しめる恋愛要素有りの作品を紹介します。


♪「東京魔人学園剣風帖」(PS)

~新宿にある真神学園高校に転校してきた主人公がクラスメイトの4人の仲間と共に、様々な戦いに巻き込まれていく。主人公に隠された秘密とは・・・?~

ジャンルは、シミュレーション戦闘有りのアドベンチャーです。もちろん主人公の名前入力可。今は「剣風帖」とファンディスクがセットになった廉価版が発売されていて、かなりお得です。(この作品難しい漢字が使われていて変換がすぐ出ないので省略します・・・すみません。検索で調べればすぐわかると思います)
絵柄が劇画タッチなので、ちょっととっつきにくく感じる方も多いでしょうが、学園生活が擬似体験できる良い作品なんですよ~!
おすすめ点は、まずなんといっても「感情入力システム」というのが使われていることですね。主人公にはセリフが無く、他のキャラとの会話は「喜怒哀楽」等の「感情」を選択することになります。これによって、「私はこんな返事がしたかったんじゃあない~!」と思うことが無くなるわけです(笑)主人公になるべく感情移入したい!というタイプの方には本当に良いシステムだと思います。
残念なのが、主人公の性別を選べないという事なのですが・・・この作品、女性キャラとは恋愛要素があるんですが、男性キャラともけっこう仲良くなれるんですよ(笑)ファンディスクがあると、男性キャラとのエンディングをむかえることもできるんです。だから、乙女ゲームが好きな方は、自分の中で主人公の設定を「ワケあって男として育てられた女の子」にしておくと・・・あら不思議、恋愛アドベンチャーゲーム(!?)になっちゃうんですね~(笑)(ちょっとオーバー?)私はこの設定で、如月君LOVE~になってました(笑)如月君という素敵なキャラがいるんですよ~。会話シーンは少ないんですけど(泣)
あとこの作品、けっこう主人公が大事にされます。最初は転校生なので色々気遣われますし、設定的にも重い立場なので心配してもらえたり・・・。一応メインメンバーがクラスメイトの京一、醍醐、葵、小蒔の4人なんですが、本当に良い仲間達なんですよね。こんな学園生活を送りたかったな~って本当に思います。
あと女性にうれしい作りなのが・・・この作品のヒロインは葵という美少女なのですが、この子とあまり関わらないように物語を進めて行く事も可能なんです。えっとつまり、選択肢とかで女の子と関わるか、男の子と関わるかが選べるシーンが多いんですよ~!男性主人公なのに、こんな作りになってるんですね~。もちろんメインメンバーなのでまったく関わらないというわけにはいきませんけどね。
メインの4人だけではなく、他の仲間キャラたちも個性豊かで、キャラ同士の会話も本当に楽しいです。女性プレイヤーの事も考えて作られている作品だと思うので見た目に騙されずプレイしてみて下さい!おもしろいですよ~。


♪「東京魔人學園外法帖」(PS)

~「陽」「陰」「邪」の3枚組ディスク。主人公は「陽ディスク」では江戸を守る「龍閃組」の一員となり、「陰ディスク」では徳川幕府に復讐を誓う「鬼道衆」の一員として物語を進めていく。(「陽」と「陰」はどちらからでもプレイ可)~

江戸を舞台に「剣風帖」キャラのご先祖様達が活躍する作品です。「学園」と付いていますがこちらは学園物ではありません。「剣風帖」に比べてキャラ絵が美麗になっていて、絵に惹かれる方も多いのでは?と思います。

「剣風帖」でおなじみの「感情入力システム」、戦闘時特定のキャラの組み合わせで発動できる「方陣技」、ファンディスクで実現した全仲間キャラとの個別EDなど基本システムはもちろん引き継がれていて、さらに「五行属性」によるダメージの増減、「式神」を作りキャラに装備させる・・・など一段と凝ったシステムにパワーアップしています。

この作品では戦闘に色々な要素が加わって、一見ややこしそうに思ってしまうのですが、実際やってみると全然難しくありません。使う技によって敵に与えるダメージがどうなるのかが確認できる仕組みになっているので、悩む事もありません。
このシリーズは戦闘シーンに遊び心があって、楽しいんですよ(笑)戦闘開始時に仲間のチビキャラによってポーズや動きが決められているんですが、バリエーション豊かでおもしろいんです!例えば「御神槌」というキャラはコート(?)を着ていてフードをかぶって登場、そのフードをはずしてコートを脱いで、地面に置いてたたんでハイ、戦闘開始(笑)って感じなんですよ~。また「嵐王」ってキャラはくるくる回転しながら登場するんですが・・・回る速度がちゃんとコマみたいにだんだんゆっくりになっていって・・・可愛い(!?)んです!!本当凝った動きをしていて、見ているだけで楽しい(笑)レベルアップ時にはセリフと共にポーズを取り、また最後の敵を倒したキャラは決めポーズ(こちらは美麗なイラストで!)に決めゼリフが表示されて、これがまたカッコイイ!!おもわずお気に入りキャラで最後をキメるように調整してしまうこと間違いなし、です(笑)

で、「外法帖」の全体的な感想なんですが・・・正直、「剣風帖」と比べると残念だな・・・と思う点もあります。登場キャラが増えた分、各キャラと接するシーンがかなり少なくなっていること。メインキャラに関してはそれほど気にならなかったのですが、メインじゃない仲間キャラがお気に入りだったりするとちょっと寂しいです・・・。
☆ちなみにメインキャラとは、「陽」(龍閃組)=京梧・雄慶・藍・小鈴、「陰」(鬼道衆)=九角天戒・九桐・風祭・桔梗、というメンバーです。☆
あと、「陰」→「陽」の順にプレイすると、鬼道衆の気持ちがよくわかって、龍閃組の言ってる事が(特に藍)かなり「綺麗事」に感じてしまってちょっと腹立たしくなっちゃったりしました・・・(汗)どうもその事だけじゃなく、龍閃組メインキャラの魅力がちょっと薄かったような気がします。

・・・とはいうものの、これは「剣風帖」と比較しての不満であり、一つの作品としてはよくできた作品なのでは、と思います。
それにクリアした後の感想としては・・・大満足!!でした。まずキャラごとの個別ED。さすが「魔人」!!(個人的にはこれが「魔人」の魅力だと思ってます(笑))短いながらもキャラごとに丁寧に作られています!(男性キャラしか見てませんが)そのあとに本編のエピローグがあるんですが・・・これが感慨深いというか・・・!「剣風帖」をプレイしている方なら必ずじ~んとしてしまうと思います。
女性も男性も楽しめる素晴らしい作品なので、是非プレイしてみて下さい!
PS2をお持ちでしたら、7月29日にリメイク版の「血風録」が発売になるのでそちらをおすすめします♪

☆ネタバレしない程度に・・・私が見た、キャラ別ED一言コメント☆
「魔人」の男性方は口説き方が上手いんですよね・・・(口説いてないって)

<陽キャラ>

「京梧」 さすが京梧(京一)!!・・・切なく熱いED(涙)一番に見れば良かったと後悔・・・。一番好き!!

「雄慶」 友情EDその1。こういうのもいいかも。

「梅月」 最初の俳句けっこう好きかも(笑)

「支奴」 ・・・・・嫌だ(苦笑)

<陰キャラ>

「天戒」 期待しすぎたせいか(笑)あっさり?友情EDその2。

「九桐」 友情EDその3。天戒への思いに胸を打たれます。

「風祭」 意外にも、京梧EDの次に好き!主人公を嫌っている風祭の本音が聞けます。

「御神槌」 ・・・照れました(笑)

「弥勒」 深い話が聞けます。意外とかっこいいなぁ、弥勒。

「奈涸」 あかん・・・やられた(笑)主人公は奈涸の尻にしかれる宿星だったと(苦笑)

「壬生」 最後の一言だけで十分満足・・・。

「嵐王」 堅い話。最後の方ちょっと必見。













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